マインド変革

会社依存マインドの変革

2021年10月4日

こんにちは! ひでです。
今回は、私が会社依存から脱却しようと考えたあと、どのように会社依存のマインドを変革したかについて書きたいと思います。

50代になるまでずっと会社のために頑張ることを是として生きてきたので、その呪縛から抜け出すのは大変そうだなと思っていましたが、私の場合は幸か不幸か心身に異変が生じて、早期にマインド変革をせざるをえない状況に追い込まれることによって割と早期にこの呪縛から抜け出すことができました。

心身に異変が発生

「会社のために」と日々頑張っていた私が、なぜ会社依存から脱却を図ることを模索することにしたかについては、よろしければ関連の記事を参照していただけると幸いです。

会社依存から脱却しようと考えたきっかけ

こんにちは!ひでです。 自己紹介ページに簡単に書きましたが、私が会社依存から脱却しようと考えたきっかけについて、詳しく書きたいと思います。 目次1 会社の早期退職募集開始2 早期退職募集のカラクリ3 ...

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早期退職募集に応募しなかったことをきっかけに冷遇を受けて、低評価・低年俸・低モチベーション(笑)で次年度を迎えたのですが、複数年計画で仕掛かり中の大きなプロジェクトをリードする立場に変更はありませんでした。

仕事の進め方にケチを付けて評価を下げたのなら、プロジェクトを成功に導けそうなもっと評価の高い別の社員に任せればいいのに、と正直思いましたが、現実問題他の社員も各々重要ミッションにすでにアサインされているため、現時点でこのプロジェクトをリードできる社員は自分以外にはいないというのは立場上理解していたので、モチベーションが上がりませんが「やる」しか選択肢はありません。

しかしながら「仕事だからやるしかない」と自分に言い聞かせても、まったくやる気が起こりません。
あんなにプライベートを犠牲にしてまで頑張れたのは、周りが自分を信じて任せてくれていたからで、人間は自分が信じられていない状況では頑張る気にならない、自分を信じてくれない人のために頑張ることはできないということを痛感しました。
こういう精神状態でしたが、繰り返しになりますが、自分には「やる」しか選択肢はありません。

ひで
昨年度ダメ出しされたこのプロジェクトを今年度どう進めればいいんだ?
今年もまた難癖つけられてさらに減俸されたり、同僚のように地方の支店に異動になったら生きていけるのか?

という何とも言いようのない恐怖に頭を支配されて、寝ても覚めてもこのことばかりを考えるようになってしまいました。
そして、気が付けば通勤電車内で激しい動悸を感じて座り込んでしまったり、駅のホームで電車待ちのときにふと「悪い考え」に頭を支配されそうになって自分の頬を自分で張り倒して我に返ることもありました。

人間追い込まれると視野が極端に狭くなってそのことしか考えられなくなってしまいます
そんな状況に追い込まれていましたが、幸いまだ完全に思考能力を失ってはいなかったため、休日を使ってまず自分自身を取り巻く様々な情報を書き出して客観的に整理してみることにしました。

会社の制度

人事評価制度

まず、会社からさらに難癖付けられたときに、どこまで年俸が下がる可能性があるのか調べてみました。
人事制度上同じ役職における最低年俸を調べると、標準的な評価を受けている人と比較して百数十万円ダウンすることが分かりました。月額にすると10万円以上のダウンになるのでダメージは大きいのですが、調べる前はどこまで下がるんだろうという恐怖を感じていたため、所詮この程度か、と少し気が楽になりました。

傷病休暇に関する制度

次に、現時点で心身に異常をきたしている状況なので、医師に診断書をもらって数ヶ月休んだ場合のことを調べてみました。
会社によって異なる点もあると思いますが、自分の勤め先の制度では傷病で仕事を休む場合、まずは年次有給休暇を消化。年次有給休暇を使い切ったら次は傷病休暇を消化、傷病休暇も使い切ったところで、次からは欠勤扱いとなります。
欠勤扱いになると、日割り計算で給与と賞与から控除されますが、控除金額には上限があり無給にはなりません。
欠勤期間を超えるような傷病の場合は休職を検討することになり、休職期間は無給になります。ただし、健康保険組合から最大で1年6ヶ月の傷病手当金が支給されることが分かりました。

これらの制度を自分に当てはめた場合、給与が減らない年次有給休暇と傷病休暇だけでも4ヶ月は休めることが分かりましたが、仮にこのまま傷病で長期休暇を取得した場合、今のプロジェクトからは開放されて楽になるものの、復帰後の人事考課がどうなるんだろう、閑職に追い込まれて二度と一線に戻れないのではないか、という不安が頭をよぎりました。

が、よくよく考えてみるとそもそも年齢で狙い撃ちにされている身であり、60歳の定年退職まで会社員生活ももう10年は残されていないため、今更どうでもいいか。
毎年激務で苦しい思いをしているが、閑職ならそんな思いもせずに人生を楽しめるかも、と考えるとすごく気が楽になりました。

万一の場合の制度

次に、あまり考えたくありませんが、万一のことがあった場合の制度を調べてみました。
今まで会社が積み立ててくれている退職一時金は、そのまま家族に支払われ、同じく積み立てられている確定拠出年金についても同様に家族に支払われます。
それ以外に、人事制度上で用意されている弔慰金についても家族に支払われます。

会社の制度以外でも、住宅ローンの残額は団体信用保険でゼロになり、個人で加入している生命保険や厚生年金の遺族年金が支払われることを考えると、万一のことがあっても家族が金銭面では不自由なく生活できることがわかり、こちらも気が楽になりました。

家の預貯金やキャッシュフロー

次に、家の預貯金やキャッシュフローを見える化してみました。
家計簿や預貯金の管理は普段からマネーフォワードMEというアプリを使っていたので、それほど時間がかからずに見える化することができました。

この見える化した家計に、現在の役職の最低年俸と今後の予想賃金カーブによる収入金額、子供の学費や家の修繕費用などの支出金額を当てはめて老後までのキャッシュフロー表を作成してみると、子供が大学を卒業するまでは赤字が続きますが預貯金を食いつぶすほどではなく、子供の独立後は黒字になることが分かりました。

これらを受けて考えた結論

米国の思想家エマーソンの言葉のように、恐怖は常に無知から生じます

私も先に書いたように何とも言えない恐怖に支配され、心身に不調をきたしていましたが、自分自身を取り巻く様々な情報を客観的に整理してみると、仮に会社から今より低い評価を受けたとしても生活していけることが分かり、心身の不調も徐々に解消されていきました。

自分のミッションには今までどおりとはいかないものの責任を持って取り組んでベストは尽くそうと考えていますが、そもそも恣意的で何の価値もない会社からの評価には一喜一憂せず、自分自身の健康と生活を第一に考えてこれからの会社生活を送ろうと気持ちを新たにしました。

とはいえ、現時点では最低年俸でも生きていけることは分かりましたが、いつなんどき新たな仕打ちを受けるか分からないため、さらなる会社依存からの脱却を目指して、経済的に会社の依存度を減らす道を模索することとしました。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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